月日の経つのは早いもので、入職に当たって人生で二度目の履歴書を書いてから１０年が過ぎました。経験から題材にある「仕事のやりがい」については、人それぞれにあると思いますが、サラリーマン時代の私の場合は、長いスパンで言うと「人に執着してその人以上を目指す」を目標としました。それは、仕事のできる上司、先輩を見つけて真似をする （技術を盗み学ぶ、人格を学ぶ） ことです。そして、その人達に認めてもらうことで「仕事のやりがい」に繋げていたように思います。

技術的な目標を達成するためには、人間の能力にそれほど差は無いと思いますし、あるとしたら「努力を継続していく情熱と執着心を如何に持ち続けることができるか」にあると思います。

人格向上は、幸いにも幼いころに両親からしつこく教え込まれた私の原点とも言える郷土の教えが役に立ちました。人に認めてもらう、よい評価をもらう、簡単なようでなかなか難しいものです。

現在、過去に培った経験を生かした仕事をすることで、ご入居者・スタッフの皆に喜んでもらえて「ありがとうの言葉と素敵な笑顔」が高齢になった私の「生きがい」です。これからも、皆の素敵な笑顔を貰いたいと思います。

※原点: 「出水兵児修養掟 (いずみへこしゅうようおきて)」郷土 : 鹿児島県出水市