介護の仕事を17年間続けてきましたが、家庭の事情や自身の健康面など色々な理由が重なり、昨年退職する事になりました。落ち着くまでは仕事から完全に離れ、求職活動も控えていました。体調が改善してからは、介護施設のボランティア活動などをしながら半年間程過ごしていました。介護職だけでなく様々な職種の方と深く接する機会も多く、良い刺激を受けると同時に仕事ではない環境で福祉に携わる事で介護の面白さを再確認できた貴重な時間となりました。
　「一緒に働きませんか?」とボランティア先や見学先の施設で温かい声を沢山掛けて頂きました。ですが「何時でも戻っておいで」「また一緒に働きたい」など当ホームの多くのスタッフから心の籠った有難いお言葉や「また戻って来て！」とご入居者の方々からの熱いお言葉が私の背中を後押しし、復職させて頂く事を決意しました。
　また「愛情を持って親身な対応」を実践するのであれば当ホームでしかあり得ないという考えがあった事も復職する大きな要因の一つにあります。
　自分という存在を多くの方々がこんなにも大切に思っていて下さっていたという事実は、退職をしていなかったら気付く事ができなかったと思います。そんな皆様の愛情に満ちた気持ちにお応えする事が、今の私にとっての仕事のやりがいです。これからはご入居者に対してだけでなく、スタッフに対しても「愛情を持って親身な対応」を心掛けて参ります。