仕事のやりがい

Vol.123
2025.08
介護福祉士
勤続年数: 9か月

人間の尊厳は平等

 当ホームに入職し、改めて「尊厳は平等」であるという考えや「親身な対応を心がけること」を強く意識しながら働くことができ、嬉しく、やりがいを感じています。職員一人ひとりがご入居者に対する姿勢や考えを教えてくださり、知識の共有やケアの取り組み方を学ばせていただく機会が多くあり、日々成長させてもらっています。
 介護の仕事は、単に身体ケアをするだけでなく、一人ひとりの心に寄り添うことが求められる、人と人との関わりの仕事です。施設ではご入居者の身体機能や認知機能に違いがありますが、どの方にも「その人の人生」があります。言葉でうまく伝えられなくても、表情や仕草、長年の生活習慣にその人の価値観や想いが表れており、それを尊重することが介護福祉士の大切な役割だと感じています。
 介護の現場では忙しさから、つい効率だけを優先してしまいがちですが、それでは見落としてしまう大切な気持ちがあります。人の心と尊厳をもって接することは、どんな場面でも忘れてはならない最重点です。これからも、ご入居者が尊厳をもち安心して過ごせるよう、相手の立場に立った親身な対応を心がけ、日々のケアに丁寧に向き合っていきたい、それが私の仕事のやりがいになっています。